デンスケ | ルル |
---|---|
種類 | ギリシャリクガメ(ワイルド固体) | ギリシャリクガメ(国内ブリード固体) |
---|---|---|
性別 | ♂ | ♂ |
飼育開始 | 1993年8月 | 1996年7月(2014年6月30日逝去) |
購入ショップ | 中野アクアポイント | 渋谷西武B館 |
甲長 | 21.0cm | 18.0cm |
体重 | 約1500g | 850g |
デンスケのオシメ解説 |
デンスケ
当時、金魚を飼っていたので観賞魚の月刊誌を読んでいたときに広告が載っていて、それで面白そうなのでショップを覗いてみたのでした。
アクアポイントというショップは改装前の小さなお店で気をつけていないと行き過ぎてしまうような雰囲気でした。でも、一歩中に入って、周りを見回すと初めて見かける生き物ばかりでした。一般のペットショップや金魚屋しか入ったことがなかった私は正直びっくりしました。大きなムツアシリクガメがいて、壁にあたってゴツゴツいってました。大きな、はじめて見るリクガメに気をとられていると、なんとスカートにコオロギが!!。
はじめて爬虫類ショップでは餌のコオロギとかネズミを売っているのだと知って二度びっくりでした。
そのとき、ちょうど入荷したばかりだという大きな木箱が店の中にありました。箱の中を見せてもらうとギリシャリクガメがぎっしりはいっていました。…といっても、このときの私はぎっしりはいっているカメの種類すら知りませんでした。
その中でも1匹とりわけ暴れているカメが1匹いました。お店の人もこいつは元気がいいと言っていました。それで私はカメを手にとってみました。そして、『コレください。』と言ってました。今思い出しても、たくさんいる中でデンスケに惹かれるものがあったように思います。それで、カメの代金、たしか2万5千円ほどだったと思いますが、支払って、小さなボール箱に入れられたカメを持って地下鉄に乗りました。
カメは箱の中でも暴れており、ときおり体当たりをするのか、膝の上で動くボール箱を隣に座っている人が怪訝な表情で見ていました。
家について箱からカメを出すと、いきなり家中走り回りました。とにかく衝動買いだったため入れ物もなにもないので、とりあえず段ボールに新聞紙を敷いてカメを入れました。
しばらくして小学校から帰って来た息子(当時5年生)がカメを見てびっくりし、そして喜んでいました。カメには「デンスケ」と名前をつけました。
それから息子とティッシュケースでカメさんの寝床を作っていれてやり、冷蔵庫にあった葉野菜をいれてやりました。でも、カメは餌にはめもくれずひたすら箱から出ようと暴れていました。
それから1週間くらい経ってもカメは餌を食べませんでした。私はショップの人から聞いたこのギリシャリクガメの飼い方を知らないといけないと思い、またどこか具合が悪いのではないかと心配になりました。そこで電話帳で調べてかたっぱしから動物病院に電話をかけ、リクガメを診てくれる中野にある動物病院につれていきました。そこで寄生虫が増えて体調をくずしているとの診断を得て、虫下しを処方してもらいました。そしてリクガメの飼い方もいろいろと聞いてきました。虫下しで駆虫し、飼育設備は衣装ケースを飼育ケースにし、トゥルーライト・バスキングライト・保温シートを設置しました。夜は暗く静かにするようにすると餌もよく食べるようになり、だんだんと「デンスケ」という呼びかけに反応してくれるようになってきました。
そして、リクガメの情報を探してパソコン通信で見つけたのがパソコン通信のニフティーにあったペットフォーラムでした。ここでを通じて私は有益な飼育情報と貴重な友人を得ることができたのでした。
※当時はまだWindows3.1でインターネットが今ほど普及していませんでした。
1996年11月10日(日)東京・池袋において サンシャインシティ・ワールドインポートマートで開催されたカメカメフェスタ'96自慢のカメコンテストでデンスケがCブロック(ギリシャ・ヘルマン・フチゾリ・ヨツユビ)部門第一位に入賞しました。
[2001年03月30日(金)]
ルル
そのうちの色の薄い子がそれはそれは可愛くて、どうしても欲しくなってしまいました。たまたまデパートの商品券を5万円分持っていて、それは実はブランド物のバックになる予定だったのですが、帰りにはギリシャリクガメに代わっていました。(笑)
私もその子の外見から尻尾が小さく、腹甲が平らなのでメスだと思いましたが、念のためショップの方にも確認すると『メスです。』とのことでしたので、デンスケのお嫁さんとしてウキウキしながら連れ帰ったのでした。
そのギリシャにはルル子と名前をつけて可愛がって育てていました。
ところが、その年の秋少し元気がないので気候が涼しくなってきたからかと思っていたら、急に具合が悪くなり、夜に何度も吐きグッタリとしてしまいました。
びっくりして、翌日かかりつけの中野獣医科に連れて行きました。ルル子は死んだようになっていました。病院で診察してもらうと血液検査で黄疸が強くでていて肝炎とのことでした。おまけにマウスロットが口の中から上部消化管まで広がってしまっていました。
先生に注射をして貰ったのですが、なかなか治りにくいと言われてしまい、助かるかどうか分からないとのことでした。
それから毎日、私がルル子に注射を打つことになりました。やはり注射は痛いらしく、仰向けにかかえただけで注射されることを察知してじたばた暴れてかわいそうでした。でも、弱っているので力がとても弱く、「キュキュ~」鳴いて怖がっておしっこをもらしてしまい、とにかく私を怖がってとことん嫌われてしまい、半年間も続いた治療はカメにも私にもとてもつらいものとなりました。
それでも多分助からないと思われたルル子は持ち直して元気になってくれました。ちょうど1年たったころ、また尿の状態が悪くなって病院にかかったりしましたが、その後は問題なく元気に育ってくれました。
ところが元気になったころ、ルル子と呼んでいたカメはオスのシンボルを出していたため、オスであることが判明し、デンスケのお嫁さんではなくライバルの存在になってしまったのでした。
テリトリー意識の強いオスのギリシャ同士は仲良くできないので、別々の部屋で放し飼いにしていますが、ルルは今でもオスにしてはおとなしい性格のため見た目はメスのようです。
急逝した日の日記
[2014年6月30日(月)]